年末のご挨拶

今年も残すところあと2日となりました。今日、年内最後のヘルニア手術を受けられた患者さんが無事に退院しました。今年も大きな事故なく仕事を終えることができ、ホッとしています。
鼠径ヘルニアの情報サイトを開設して以来、様々なところからたくさんの患者さんが受診してくださいました。近県のみならず、片道3時間もかけて来て下さった方もいて、それに見合うだけの診療をと身の引き締まる思いがしたものです。

鼠径ヘルニアの手術というものは、心臓や脳などのそれとは違い、高価な医療機器や集中治療室も要らないため、地元の病院で気軽にやってもらっていいものという認識が、一般的だったと思います。ところが、正確な診断がされないままあしらわれていたり、不適切な手術を強引に同意させられていたりという患者さんは意外にも多く、世間のヘルニア診療には問題が山積みです。こうした危うさに気づいて、私の診察を受けに来られる患者さんたちは意識が高く賢いかたばかりです。ヘルニア専門家も患者さんが選ぶ時代となってきたと実感しています。
「賢い患者さん」を煙たがる医者も未だ多いですが、私はむしろ、そういう患者さんたちに応え、満足していただける医療を心がけたいと思っています。ニーズがあってこそ、高い水準の医療を余念なく目指せるものです。来年1月度の手術枠はおかげさまで全て埋まっております。これから受診される患者さんにはご迷惑をおかけしますが、専用フォームでのお問い合わせには正月も休まず応じる所存ですのでお気軽にお問い合わせください。

来年よりは、ヘルニアセンターとして、手術前検査・事務手続きを能率化すること、手術枠増強を図り患者さんの手術待ち期間を短縮すること、超音波凝固切開装置の更新により腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術の安全性をさらに向上させることが可能になりました。
私のヘルニア診療は、診察させていただいた患者さんを始め、実に多く方々に支えられています。この場を借りて、お一人お一人が良い1年を迎えられますよう祈念申し上げます。

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写真は、今月行なわれた腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(TAPP)ビデオカンファレンスの様子です。ヘルニア専門家がお互いの手術ビデオを見ながら活発な意見交換をしました。

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